【山道具紹介】カシオ PROTREK Smart WSD-F20 電池交換の巻
えーと、アタクシは山行のログを記録するのに、カシオのプロトレックスマート「WSD-F20」を使用しております。
購入したのはおよそ3年前で、購入時点でその時の最新モデルより1世代前のモデルでした。
こちらを導入する以前は、スマホと山と高原地図アプリ、もしくはYAMAPで山行のログを記録していましたが、このフォーメーションだとスマホのバッテリー消費が大きく、山行の途中でスマホを充電する必要がありました。それが煩わしくて、ログを記録できる機器を探した結果、たどり着いたのがプロトレックスマートでした。
GPSなどの衛生測位システムを路用して行動のログを記録できるスマートウォッチは、Apple Watchを始めとしてたくさんありますが、その中でプロトレックスマートを選んだのは、アタシは昔からカシオ派だったから。
特にG-SHOCKが好きで、プロトレックスマートを導入する前は、山行ではG-SHOCKのガルフマスターを使用してました。なお、ガルフマスターはコンセプト的には山用ではなく海用ですが、トリプルセンサーのモデルなので(*^_^*)
それはさておき、このプロトレックスマートを導入しようと思った最大の理由は、地図が表示できることでした。デフォルトの地図もありますが、YAMAPやヤマレコのアプリを使って地図をダウンロードしておけば、スタンドアローンでウォッチ画面に地図を表示できるのですね。その地図にはGPSによる軌跡や現在地も表示できます。
スマホの画面でさえ地図を表示するのには小さいという意見がありますので、さらに画面が小さいスマートウォッチの画面で地図を表示しても役立つのか? と思われるかもしれませんが…かなり役立ちます。
確かにルートを一覧したり地形の確認したりなどの用途にはキビシイかもしれまんが、それをいうならどんな電子機器でも紙地図にはかなわないわけで、スマートウオッチで地図を使用した場合の最大のメリットは、ルート上での“現在地の確認”にあると思います。
かくいうアタシは、現在地をしょっちゅう確認するたちです。スマホの場合、現在地を確認するのにいちいちザックのポケットから取り出す必要があります。さらに確認できたらまたスマホをしまうという行為も必要です。この間もちろん足は止まります。
しかし、プロトレックスマートの場合は、腕時計を見るのと同じ動作にプラスして、画面をタップすれば現在地が表示されます。もちろん足は止まりますが、その時間は格段に短い。また、道が険しい際とか、疲れている際など、この手軽さがけっこう利いてくるンですな。サクッと確認できますので。
また、プロトレックスマートは二重液晶のため、地図画面がスリープしている際にも時間が表示されています。コレが見やすくて便利です。数字もサイズも大きく、小さい文字が苦手なおっさんのアタクシにも実にやさしい(*^_^*)
そんなこんなで、山行には欠かせないアイテムとして、また普段使いでもヘビロテで使用していたところ…バッテリーの持ちが悪くなりました。
それまで、山行でYAMAPアプリを使ってログを記録していた場合、日帰りならば充分バッテリーが持ちました。
泊まりでの山行時には充電用ケーブルも持って行き、1日の山行が終わったあとに充電しておりました…煩わしいといえばかなり煩わしいですが、スマートウォッチの宿命なので仕方ありません。
しかし、そろそろ3年を経たあたりで、ガクッとバッテリーの持ちが悪くなったんですね。
日帰り山行でログを記録していると、下山するまではなんとか持ったとしても、自宅に着くまでは持たないようになりました。
また、普段使いでも、満充電から2日は持っていたのに、24時間…とはいわないものの、2日は持たなくなってきました。
それでもダマしダマし使っていたのですが、ついに山行の途中でバッテリーが切れてしまう自体になりました。
その際は、満充電で自宅を出て登山口まで約3時間。スタートからYAMAPアプリでログを記録し始めて、8時間とちょっとで気が付くと時計の画面に何も表示されないようになっていたのでした。
そんなこんなで、どうしようか迷いましたね。
まぁ、バッテリー交換をするしかないところですが、ちょっと気になる点もないわけではありません。
まずはバッテリー交換費用。これ調べるとすぐにわかったのですが、調べる前は果たしてどれくらいかかるものか…と、ビンボーヒマなしなアタシは戦々恐々( ̄。 ̄;)
もうひとつの懸念は、プロトレックスマートはアタシの所有するWSD-F20よりも後に出たモデルも含めて全モデルが生産終了していること。
メーカーサポートがいつまであるのかけっこうヒヤヒヤなのに加え、サードパーティーのアプリだって、いつまで対応してくれるかわかったものではありません。
愛用品ではありますが、それもあってこれを機に別の機器を導入しようかと少し検討しました。
まず手持ちのものを利用しようと、ランニング時に使っているスントのスパルタントレーナーを山行に持ち込んでみました。
こちらはログを記録するだけならいいのですが…リスト上の画面で地図&現在地を確認するスタイルに慣れきってしまっているため、使い勝手が食い足りない感じ(個人の感想ですw)。
地図表示がマストなると選択肢はほぼなく、Apple Watchかぁ~と、思ったものの、前述のとおりアタシはカシオ派ですので、それも躊躇があります(*^_^*)
ではバッテリー交換の方はどうか?
まず、考えたのはDIYでの電池交換。
アタクシ、G-SHOCKの電池交換ならいくつも自分でしたことがあるんですね。
しかし、果たしてプロトレックスマートでそれができるのかわかりませんし、iPhoneみたいに交換用充電池が通販などで入手できるのかもわかりません。また、できたとしても、機密性、防水性などを保てるのかという問題があります…山行で使うものですからねぇ( ̄。 ̄;)
なので、DIYでの電池交換はすぐに断念。
となるとメーカーに交換してもらうことになりますが、果たしてどれくらい莫大な額がかかるのか? ビビりながらカシオのサポートを調べてみます。
すると充電池交換の料金は4000円+税とのこと…なんだ、これなら手が届きやすい(あくまでも個人の感想ですw)。
ホッとして電池交換を申し込んだ次第。
まずはWEB上でメールアドレスなどを登録して、送付方法を選びます。
かつてG-SHOCKのフロッグマンの電池交換をした際(フロッグマンなのでさすがにDIYはしなかった)には秋葉原の修理センターに持ち込みましたが、今回は送付することにします。
費用の支払い方法はクレジットを選びます。
料金は、WEB割引(200円)が適用され、かつ返送料金が700円となったので、4500円+税となりました。
修理依頼の画面となり、これをプリントアウト。メールにある送付先へと送付いたしました。
修理依頼品が先方に到着すると、また受付完了のメールが来ました。
それから4日後修理完了のメールが来ました。さらに決済が済むと送付のメールがきまして、モノが戻ってきました。
その間、送付手続きから8日。大型連休中でしたので、通常営業だったらもっと早かったかもしれません。
工場出荷状態に戻っているハズなので、セットアップをしようかと
思ったところ…オロ?( ゚д゚)
工場出荷状態になってない。
セットアップには、Wi-Fiにつなげられるようにしたり、アプリのダウンロードやらBluetoothでスマホとペアリングするやらけっこう作業が多くて、面倒だなぁ~と思っていたので、コレはウレシイ誤算でした。
前述のように生産終了モデルなので、今回のようなメーカーサポートがいつまであるのか、また、サードパーティーのアプリ(とくにYAMAP)がいつまで対応していてくれるかなど心配はありますが、それでもまだまだ使っていきたいと思う次第。少なくとも今回交換した充電池が持つ間は…。